膜性腎症
膜性腎症とは
膜性腎症は、糸球体係蹄壁が肥厚して蛋白尿が出る糸球体腎炎で、原因が明らかではない慢性腎炎の一種です。中年以降で発症することが多いようです。自覚症状はないものの、健診でたんぱく尿が指摘されます。
たんぱく尿の出現や回復を繰り返しながら、長い経過をたどることが多いといわれています。多くの場合はたんぱく尿が徐々に増加していき、ネフローゼ症候群となります。そうなると、血液がかたまりやすくなり、血栓症をおこしやすいので注意が必要です。腎不全への移行は少ないようです。
治療
治療には、食事療法をまず行います。腎機能が正常であれば、蛋白制限は必要ありません。むくみがあれば、減塩を行います。薬による治療は、むくみのコントロールに利尿薬、血圧のコントロールに降圧薬、高脂血症の治療にスタチン製剤、血栓予防にワーファリンや抗血小板薬が使用されます。自然寛解する場合もありますが、再発することもありますので注意が必要です。
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