腎炎について
腎炎ってどんな病気?
腎炎は、なんらかの原因によって腎臓に炎症が起きる病気です。炎症の起こり方によって、症状が異なります。
腎炎は、その特徴によって大きく「急性腎炎」「急速進行性腎炎」「慢性腎炎」の3つに分けられます。当サイトでは、主にこの3つの腎炎を中心に解説をすすめていきます。
※WHO分類では腎炎は「急性腎炎症候群」「急速進行性腎炎症候群」「再発性・持続性血尿」「慢性腎炎症候群」「ネフローゼ症候群」に分けられますが、ここではわかりやすいように上記の3つに分けてご案内します。
急性腎炎とは
急性腎炎は、正しくは急性糸球体腎炎という名称です。なんらかの菌が体内に侵入することで、免疫複合体(菌を排除するためにからだがつくったもの)が腎臓の糸球体と呼ばれるものに付着して腎臓の炎症が起きます。そうすると、むくみ、血尿、高血圧といったようなさまざまな症状がおこります。急性腎炎は治りやすい病気で、近年では減少傾向にあるといわれています。
急性腎炎を起こす菌には溶連菌やブドウ球菌などがあります。これらの菌がまずのどの炎症(扁桃腺炎や咽頭炎)をおこし、さらに発熱があったあと、急性腎炎を起こします。これらの菌に免疫複合体が反応するkとで、腎臓に炎症が起きます。炎症が起こると、腎機能が低下してからだに不要な水分や老廃物が排泄できなくなってしまいます。また、赤血球やたんぱく質も尿に排泄されていきます。
急性腎炎は大人ももちろんかかりますが、どちらかといえば、若い人、とくに3~10歳ぐらいの小児に多い病気という特徴もあります。
急速進行性腎炎とは
急速進行性腎炎症候群は、進み方が非常に速く、発症から数週間や数か月で急速に腎不全になる可能性のある腎炎です。子供から高齢者まで幅広い人にかかる可能性があります。血尿、たんぱく尿、貧血などの症状があらわれます。
最近この急速進行性腎炎の患者は増加傾向にあり、とくに中年以降の患者が増えているようです。
慢性腎炎とは
慢性腎炎は、正しくは慢性糸球体腎炎(慢性腎炎症候群)という名称です。腎臓の炎症をきっかけに1年以上にわたって血尿、たんぱく尿、高血圧などの症状がでたり、症状がなくても尿の異常が1年以上続いたりする病気です。ただ、最も多いのは明らかな症状がないもので、職場の健康診断などで偶然発見されるケースがほとんどです。症状がないのでほとんどの場合はそのまま腎不全に移行します。
日本で見られる慢性腎炎の多くはIga腎症です。ほかにも、紫班病性腎炎や膜性腎症などさまざまなものがあります。
膠原病、糖尿病、痛風、腎盂腎炎なども尿の異常が1年以上続くものもありますが、それらとは違う病気です。





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